よく耳にする「負荷率」って何?
負荷率とは、契約電力(kW)に対して、年間どれくらい電力量(kWh)を使用したかを表す電気使用の稼働率をいいます。
契約電力が50kW以上の需要家(高圧)の場合、契約電力は、年間を通じた最大電力需要が契約電力となります。最大電力需要が、100kWとすると、契約電力は100kWとなります。ただし、100kWと言うのは、瞬間的な電力需要です。
計算式では負荷率=年間電力量÷(契約電力×365日×24時間)で求めます。
上記仮定で推移すると、最大需要量は100kW×24時間×365日=876000kWhとなります。
これに対して、年間使用電力量は、仮に20000kWhとすると、負荷率=20000kWh÷876000kWh=22.8%となります。
この数値が目安となり、%が高いとか低いとかと言う議論に繋がります。
通常、30%以下を低負荷率 30%以上を高負荷率と区別し、低負荷率の方が電力会社(東京電力、中部電力等)よりも安い料金で電力を供給できると推察します。
なので、新電力に切替えれれば、誰でも電気料金が安くなるというわけではなく、負荷率によって判断が分かれるということになります。
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