スタートまもなく、早くも課題が・・・
今月よりスタートしたばかりの電力自由化、市場の盛り上がりとは裏腹に大きな課題が生じています。
電力自由化、電力会社の切り替えには、スマートメーターの設置が必要なことはすでに記述したとおりですが、東京電力のスマートメーターの設置状況が改善できていない状況です。現状では、3月末の時点で17万台の設置が遅れたうえに、4月以降も対応が追いつかず、半年後の9月に解消できる見通しです。
その間に契約を変更した場合には最大で2カ月の遅れが生じることとなります。
東京電力の管内でスマートメーターの設置が大幅に遅れて、契約を変更した需要家の多くが本来のサービスを受けられずにいる問題です。
事態を重く見た経済産業省が2月29日、3月22日、4月8日と3回にわたって東京電力に報告を求めたが、そのたびに遅延の状況が拡大しています。
報告によると、3月17日までに契約変更が成立していた38万5000件のうち、3月31日までにスマートメーターの設置を完了できたのは21万4000件にとどまったようです。残る17万1000件の設置は4月1日以降にずれ込み、需要家と小売電気事業者の予定を狂わせる状況が生じています。
出鼻をくじく問題ですが、現状の認識と確認等慎重な対応が必要と考えます。
(2016.4.15 スマートジャパン掲載記事より引用)
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