再生可能エネルギー70%で基本料0円、ソフトバンクが電気料金を刷新
ソフトバンクが一部の家庭向け電気料金メニューを刷新した。
中部・関西電力エリア向けには規制料金より必ず1%安くなるプランを提供する。
さらにFIT電気を供給するプランもリニューアルした。電源構成におけるFIT電気の割合を70%まで高めるとともに、基本料金を0円とし、分かりやすい料金体系にするなど刷新を図った。
ソフトバンクは2017年1月23日、中部電力および関西電力管内を対象とする新しい家庭向けの電気料金プランを発表した。両エリアでは、提携先である東京電力の新料金体系を踏襲したプランを販売していたが、独自プランの「おうちでんき」の提供に切り替える(図1)。同時にFIT電気(再生可能エネルギー)を利用した「FITでんきプラン」も、再生可能エネルギー比率を高め、料金体系を見直すなど刷新を図った。
おうちでんきはグループ会社で小売電気事業者のSBパワーが提供し、関西電力の従量電灯A、もしくは中部電力従量電灯B・Cに加入している家庭を対象とする。同年2月1日からWebサイトやソフトバンクショップなどで受付を開始し、提供開始は2月下旬を予定している。
料金体系の特徴は「従来の規制料金(大手電力会社の従来料金)より1%安い」だ。一般的なプランと同様に基本料金と電力量料金の2つで構成するプランだが、電力の使用量に関係なく、関西電力や中部電力の従来料金プランを契約している家庭であれば、必ず1%安くなるという仕組みだ。
「電気と通信」を組み合わせたセット割引も提供する。ソフトバンクの携帯電話や「SoftBank 光」などの固定通信サービスを同時に契約する場合、同社のセット割引メニューである「おうち割 でんきセット(M)」の対象になる。携帯電話と固定通信サービス1回線につき月額100円の割引が最大10回線まで適用される。
この他に、おうちでんきの加入特典として、生活回りのトラブル時に無料でサポートを受けられるサービス「おうちレスキュー」も提供する。水漏れや配管のつまり、鍵の紛失を窓のヒビ割れや破損などを対象とした駆けつけサービスで、おうちでんきの加入者は申し込みの翌日から2年間、出張料・作業料無料で利用できる。
【2017.1.25 スマートジャパン記事より】
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