電力自由化:コンプライアンスの重要性!
電力自由化に伴い、こぞって電力販売が激化しています。そんな中、詐欺や悪徳業者も増え消費者においてはトラブルに巻き込まれる危険性も増しています。
小売電気事業者あるいは代理店・取次店にとっては、「知識不足で、間違った説明をしてしまった…」と言うのは、消費者トラブルの原因にもなりかねないので、販売員・営業マンの教育は非常に重要になります。
しかし、あえてもう一歩踏み込んでみることで、「他社もよく分かっていない中で、しっかりと知識を叩き込んで、誠実な商売をしていく」ことが、差別化ポイントになり選別する一つの選択肢となりえるのです。
「法令は守らないといけないから…」ではなく、「地域住民に正しい理解を持ってもらって、自由化を上手く活用してもらうために」と捉える必要があります。
誠実な商売をしていくことは、重要なコーポレートブランドに繋がります。
アメリカの調査においても、売り上げと「誠実さ」の要素には強い相関関係が見られており、まず初めに誠実だと受け止められると、そこから信頼が生まれ、その信頼により販売が伸びるという構図になっています。
例えば、電力自由化・新電力に対して誠実な情報提供を行うことによって、光熱費に対する信頼関係が生まれます。そうすると、ZEHやスマートハウスといったスマートエネルギーへと発展していき、より快適かつ賢明なライフスタイルを構築できるものと考えます。
4月にスタートした電力自由化ですが、消費者だけでなく、事業者にとってもまだまだ理解不足と見られるケースが散見されます。さらに、地域内でのプレイヤーの数も少なく、動向も顕在化していないので、「電力小売に対して誠実な会社」というイメージはより差別化へとつながっていくと考えます。
まずは「誠実さ」を見極めることが、信頼関係を築く上で、一番はじめに重要になることだと考えます。
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